壬生狼一輝がKNOCK OUTからの刺客・心直にKO勝ちしKrush王者・池田幸司への挑戦アピール【Krush】
前KNOCK OUT-REDスーパーフライ級王者の心直(REON Fighting sports GYM)が「Krush.155」(11月25日、東京・後楽園ホール)でK-1グループへの2度目の参戦を果たし、前Krushバンタム級王者の壬生狼一輝(力道場静岡)と対戦した。 壬生狼は昨年12月に行われたK-1の「初代バンタム級王座決定トーナメント」の準決勝で、それまで2連敗を喫していた黒田斗真に三度敗れるという苦境に立つも、。今年6月には元KNOCK OUT-REDスーパーフライ級王者の白幡裕星にダウンを奪った上での判定勝ちを収めバンタム級トップ戦線に踏みとどまると、前戦となった「Krush.152」(8月27日、東京・後楽園ホール)での「日本vs韓国・3対3」対抗戦ではパク・ヒョンウ相手にK-1グループ参戦後、初のKO勝ちを収め復活の狼煙を上げた。
心直は2022年12月に乙津陸を破って第2代KNOCK OUT-REDスーパーフライ級王座を獲得。今年8月には同王座を返上したうえで2階級制覇を狙い「KNOCK OUT-REDバンタム級王座決定戦」で再び乙津と対戦も判定で敗れ無冠に。9月の「K-1 ReBIRTH」でK-1初参戦を果たし、Krushバンタム級王者の池田幸司と対戦するも2RでKO負けを喫し、今回は捲土重来を期してのKrush参戦となる。 カード発表会見では心直が「Krushは二軍の舞台」「K-1グループで城戸康裕と壬生狼一輝で笑ったことがない」などと仕掛けると壬生狼は「印象は全部アマチュアじゃ。今回、わしがプロとアマの差を見せつける」と返すなどヒートアップしていた。
1R、オーソドックスの壬生狼とサウスポーの心直。心直は左インロー、壬生狼は右インロー。心直の左ハイを放てば壬生狼は右ハイと互いにひかない展開。心直の左インローに壬生狼は右インロー。圧をかける心直。心直が左ハイ。壬生狼は左ジャブから右インロー。壬生狼は圧をかけて右三日月。心直も左三日月。壬生狼が右三日月から右フック。そしてロープに詰めてパンチを連打、心直も打ち返す。 2R、心直は前蹴り、左ハイ。壬生狼も左ロー、右インロー。心直は左ミドルで距離を取り、左ストレートで壬生狼をぐらつかせる。そしてパンチの連打も壬生狼も打ち返す。最後は壬生狼がヒザを打ち込み、心直が放った左ストレートをかわしてカウンターの右ストレートを打ち抜くと心直はもんどりうってダウン。壬生狼が2R54秒でKO勝ちを収めた。
壬生狼は試合後のマイクで「2回連続KOじゃあ、おら! ちょっと危ない場面もあったが全然大丈夫じゃ。心直にワシが勝って、池田選手、もうそろそろワシの出番じゃないか? 今度、RISEで試合が決まっているけど、それで勝ってもらってワシとやって、次、12月に王者になったほうと王座をかけてやろうや。どうじゃ!」と昨年3月に敗れ王座を奪われた池田へのリベンジマッチ&王座挑戦をアピールし、その先に12月のK-1大阪大会で行われる「K-1 WORLD GPバンタム級タイトルマッチ」で対戦する王者・黒田斗真vs石井一成の勝者との対戦を見据えた。
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