「日本一の大型仏壇」ぴかぴか すす払い 福岡・八女の伝統工芸館
「日本一の大型仏壇」として知られる巨大仏壇のすす払いが27日、福岡県八女市本町の八女伝統工芸館であった。八女福島仏壇仏具協同組合(鶴信行理事長、17人)の組合員らがダチョウの羽でつくった毛ばたきで1年のほこりを払った。 【写真】巨大仏壇のほこりを払う組合員ら=福岡県八女市本町 巨大仏壇は、地元職人の手で1年をかけて1992年に完成。高さ6.5メートル、幅3.8メートル、奥行き2.5メートル、重さ2トン。金箔が張られており材料費は約3500万円。 鶴理事長(60)が「今年の厄をはらい清め、2025年がすばらしい年になりますように心を込めてやりたいと思います」と呼びかけて作業開始。人の手が届かないところは長い竹ざおにつけた毛ばたきでほこりを払った。 この日は簑原悠太朗市長も参加。あいさつで「伝統工芸は八女の財産。産業として発展してきたが伝統、文化、芸術という観点も必要。八女の魅力の一つとして世界に発信していきたい」と話していた。(西田慎介)
朝日新聞社