ザックJ コートジボワールに勝つための3つの秘策
特にバイタルエリアでのコンビネーションによる崩しや連動した攻撃に弱いため、コートジボワール戦の1トップは、ディフェンスラインとの駆け引きに長け、コンビネーションでの崩しが得意な柿谷がいいだろう。香川と長友によるコンビネーションで左サイドを崩し、DFの視野から外れた位置から岡崎が飛び出す。柿谷が素早く動き出してセンターバックを牽制し、本田や香川、柿谷のコンビネーションで中央を突破するなど、これまで日本が築きあげてきた攻撃が、そのまま有効になる。そのためにも、しっかり主導権を握って攻め続けたい。 4年前、W杯直前に日本はコートジボワールと親善試合を戦った。0-2で敗れたが、スコア以上の完敗で、長友は「これまで戦ったなかで最も衝撃を受けたほど、強かった」と振り返り、遠藤も「あれは強烈だった」と言う。それから4年が経ち、彼らと再び相まみえることになった。コートジボワールは日本代表の4年間の成長を示す相手として、コートジボワールほどふさわしいチームはない。 (文責・飯尾篤史/サッカーライター)