【新日本】ケニー・オメガ 怨敵ゲイブ・キッドを挑発「お前は俺に人生最大の機会を与えられたんだ」
新日本プロレス5日の東京ドーム大会で激突する米国・AEWのケニー・オメガ(41)とゲイブ・キッド(27)が激しい舌戦を繰り広げた。 昨年11月大阪大会で大乱闘を繰り広げた両者による因縁の一戦。その乱闘で罰金処分を受けたゲイブは「たった今、お前を殺すこともできるし、試合のリングの上でボディーショットでぶっ殺すこともできる」と物騒な言葉でけん制すると同時に、ホームリングへの強烈な愛をにじませる。 「パンデミック期間中に1年半にわたって新日本の道場に閉じ込められてきて、2回も自殺しようかと思った。でも、そんなクソみたいな日々から抜け出して、この試合を迎える。目の前にいるタイソン(ケニーの本名はタイソン・スミス)、お前に言いたいことがある。日曜日が過ぎたら、俺もお前も分かる。その試合を見る世界中のみんなが理解するだろう。新日本プロレスが一番だということを」と豪語した。 2023年末から憩室炎で長期欠場し、この試合が復帰戦となるケニーも、ゲイブの言葉に呼応。「まったくもってお前の言う通りだよ。俺が戻ってきたのはこの会社、新日本が最高な場所だからだ。俺も人生を左右するような病を克服してここに来た。戻って来てお前と試合する理由はただ一つ、新日本プロレスが最高の場所だから」と同調した。 しかし、その一方で「俺とお前には一つ違いがある。俺はこの会社が大変な時に立ち上がり、そして持ち上げ、この会社をコントロールすることができた。お前は弱った時に助けを求めて、誰かに助けられたかもしれないが、それはお前が恐れていたからだろう」と格の違いを強調。 「お前は俺によって人生最大の機会を〝与えられた〟んだ。お前は、そしてこの会社はすべて俺のおかげで成り立っている。外国人の救世主、ケニーオメガ。ジェイ・ホワイトやウィル・オスプレイは頑張ったかもしれないが、ゲイブ、お前はどうなんだ? アイツらみたいになったのか? 東京ドームで俺に証明してみせろ」と上から目線で言い放った。 フォトセッションの時間になっても立ち上がろうとしないゲイブに対し、ケニーは「立って写真を撮ろうじゃないか、これがラストチャンスだぞ。お前の辞書にプロフェッショナリズムがあるか分からないが、ふてくされたホームレスになりたくなければ来い」と呼びかける。しぶしぶ立ち上がっったゲイブだが、握手を求めるケニーに対して中指を立てて挑発した。 最後まで一触即発の空気が漂った2人のシングルマッチは、危険な試合となりそうだ。
東スポWEB