「誰も無視できない」“英雄”のアジア記録更新も迫る 大谷翔平の快進撃に韓国メディアも絶賛「異論の挟みようのないMVP」
球界の“英雄”に並ばれ、「大谷翔平」の名は韓国でも大きくクローズアップされた。 現地時間9月11日、大谷は本拠地ドジャースタジアムで行われたカブス戦で「1番・DH」で先発出場。初回に47号ソロを放つと、2回には48個目の盗塁を決め、前人未到の「シーズン50本塁打・50盗塁」へまた一歩近づいた。 【動画】アジア勢最多に並んだ!大谷翔平が47号本塁打を放つシーン 2021年の46本を超えるシーズン自己最多記録を更新した大谷は、メジャー通算の本塁打数を218に。レンジャーズなどでプレーしたチュ・シンスが保持していたアジア出身選手の最多記録に並んだ。 韓国球界で「英雄」と称賛されるチュ・シンス。彼が16年のキャリアで積み重ねた本塁打数に、わずか7年で追いつかれ、そして更新されようともしている。この「打者・大谷」の異能性を物語る事実に、韓国メディアも驚きを隠さない。 日刊紙『朝鮮日報』は「投手休業に怯えない『打者・大谷』」と銘打った記事を掲載。昨年9月に執行した右肘側副靭帯への手術の影響を感じさせない打棒を「野球界のアイコンとなった男は、自分の価値を惜しみなく表現し続けている」と絶賛。今季中にチュ・シンスの記録を超える可能性があるとした上で、こうも綴っている。 「打者としての価値を存分に見せている大谷は、MVP受賞も最有力だというのがもっぱらの評価だ。仮に前人未到で、“夢の記録”と言うべき50-50を達成した場合には、全会一致、異論の挟みようのないMVPになるだろう」 同じく日刊紙の『韓民族日報』も記録づくめの一年を謳歌する大谷を「二刀流戦士は刀が1本になっても十分に伝説だ」と激賞。打者専任となってからも異彩を放ち続ける現状をふまえ、「50-50を最初に達成すれば、誰も彼の象徴性を無視できなくなる」と論じた。 レジェンドの記録を次々に塗り替えていく大谷。その快進撃には、文字通り世界中から熱視線が向けられている。 [文/構成:ココカラネクスト編集部]