メニュー表は定番の炒飯より上…中華料理店なのに一番人気は『カツ丼』予約してでも食べに来る独特の旨み 看板メニューを上回る"なのにグルメ”
50年ほど前、店主が修業をしていた町中華の店で、新メニューを考案することになり、思いついたのが豚肉はもちろん、卵や調味料など全て中華料理店にある素材で作ることができる「カツ丼」だったということです。 この“町中華”のカツ丼には、味にも特徴があります。 店主: 「鶏ガラと豚のゲンコツ、中華のダシと(和風ダシを)合わせてウチのは作っとる。コクが出るようにね」 通常、カツ丼は和風ダシを使うのが一般的ですが、喜楽では、和風ダシに豚骨、鶏がらスープをプラスした“Wスープ”です。
中華のエッセンスを加えた独特のコク深い味が、人気を呼んだポイントだといいます。
■町中華なのにカツ丼1番人気の現状を店主はどう考えているのか
また、昨今の町中華ブームで、SNSに様々な店が投稿されるなか、「中華料理店なのにカツ丼」という珍しさと、中華独特のうまみがプラスされていることが評判になって拡散され、2年ほど前から、カツ丼を注文する人が一気に増えて、1番人気にまで上り詰めたということです。
メニュー表では、中華の定番チャーハンよりも上に書かれていて、店内の壁にも、堂々と「当店人気NO.1」と貼られています。
町中華の店で、カツ丼が1番人気となっていることについて店主は「何でも売れればいい、自分が作ったものでお客さんが喜んでくれたら嬉しいから」と喜んでいます。 このカツ丼をきっかけに、メインの中華メニューを知ってくれる人も増えていて、もう1つの看板メニュー「唐揚げ」も人気になっています。
最近では「唐揚げ定食」の注文が、カツ丼に迫る勢いになっているということです。 2024年12月5日放送