人生を切り開いてくれた“青い卵”を乗せた「卵かけご飯」 48歳男性が脱サラして養鶏 地元の協力得て「エサ」にこだわり生産
米ぬかの他、酒蔵やブルワリーから譲ってもらった「酒かす」や「麦芽」も混ぜて、オリジナルの「発酵飼料」を作ります。 農家からもらった野菜もエサに。 地域で出る不要なものをエサに利用。「コスト削減」と「循環型」を実現させています。
しばた養鶏・柴田勝さん: 「(いい卵のためには)もうエサですね、7割8割。いい食欲なので、どんどんなくなる」
卵は、地元の道の駅などで販売。 愛知から: 「珍しいので、家族が卵好きなので、TKGでガツッと」 市内から: 「色も初めて見るし、おいしそうだなと」
愛知から: 「珍しいので、家族が卵好きなので、TKGでガツッと」 市内から: 「色も初めて見るし、おいしそうだなと
各地のイベントにも出かけ販路拡大にもつなげています。 ゆで卵を購入: 「大好きでいつも買わせてもらうが、(ニワトリが)自由だし、好きなように生活してるのっていいなって」
柴田さんの卵を高く評価しているのが松本市の洋菓子店「アトリエブレ」。 こちらのロールケーキに使用しています。
アトリエブレ シェフパティシエ・栗田健志郎さん: 「卵が主役。卵の特徴を生かした商品を作りたいと考えていたんですけど、最終的にシンプルなロールケーキ」
作っている様子を見せてもらいました。 まず卵黄と卵白を分けます。
アトリエブレ シェフパティシエ・栗田健志郎さん: 「卵白のコシが強いので、取りづらいんですよ。通常の卵よりもしっかりした卵白」
卵白に砂糖を加えながら泡立て、メレンゲに。 持ち上げても動かないほどに泡立てたら卵黄と混ぜます。
卵白のコシの強さを生かすため、使用する小麦粉は少な目です。 型に流してオーブンで15分ー。 ふんわりと焼きあがりました。
冷ましてから、甘さ控えめの生クリームを広げて、巻きます。 弾力も楽しんでもらうたえおよそ4センチ幅にカット。
できたてのケーキを試食―。 (記者リポート) 「しっかり厚みのあるロールケーキをいただきます。(たべて)うーん。ふわっふわのくちどけです。優しい卵の風合いがふーっと口の中に広がりました」