人生を切り開いてくれた“青い卵”を乗せた「卵かけご飯」 48歳男性が脱サラして養鶏 地元の協力得て「エサ」にこだわり生産
本やインターネットの情報を頼りに、ほぼ独学で、ひよこを育てます。 しばた養鶏・柴田勝さん: 「エサが不十分だとけんかが絶えなかったりとか、亡くなってしまう子がいたり、本当に悲しい思いもしながらも、それがやっぱり今となると糧になった」
飼育数やエサの質・量を調整しながら飼育して2年。ようやく納得できる卵が取れるようになりました。 しばた養鶏・柴田勝さん: 「これが産んでそんなにたっていない、青い卵。いい大きさなので、元気」 一般的な白い卵と比べると、一目瞭然。淡い青色をしています。
「アローカナ」という品種の卵です。 しばた養鶏・柴田勝さん: 「幸せな青い卵っていうのを僕がつくって、それを皆さんに提供できたら、一番ハッピーかな」
残りのニワトリの品種は「もみじ」。 こちらは赤い殻の卵です。
中身はほぼ同じで、どちらも淡いレモンイエローの黄身に、弾力のある白身になっています。
自慢の卵を試食させてもらいました。 (記者リポート) 「こちらの卵を卵かけご飯でいただきます。卵の香りが本当に濃すぎずに爽やか。卵白、白身の弾力がちゅるっと」 しばた養鶏・柴田勝さん: 「卵を苦手な人も、うちの卵は食べれらるという声もある」
卵の質を左右するのが「エサ」。柴田さんにはこだわりがあります。 出かけた先はー。 しばた養鶏・柴田勝さん: 「こんにちはー。また、エサもらいにきました」 昼の営業を終えた近くの食堂です。 しばた養鶏・柴田勝さん: 「こんな感じ。きょうもいっぱいです」 食べ残しや調理で出た「残さ」を譲ってもらいます。 タイガー食堂・田中良太さん: 「捨てるのしのびないなーっていうのもなくなって、『ありがたい』っていうと、単純にやっぱり『すごいな』って(笑)」
肉や魚など動物性タンパク質が混じる「残さ」は貴重な栄養源。 しばた養鶏・柴田勝さん: 「これが米ぬか。さっきもらってきたのを、少しずつ混ぜて」