新NISAで積立投資を15年間続けるといくらになる?月5万円で利回り別にシミュレーション!
今年の1月から新NISAが始まり、早くも1年が過ぎようとしています。 物価高騰や年金不安、税負担の増加など、将来への不安から「積立投資」を始めた方も多いことでしょう。 ◆【画像】NISAをおさらい 一方で、投資に関する知識が不足していることから、興味はあるものの手を出せずにいるという方もいると思います。 今回は、新NISAで積立投資を行うメリットや注意点に加え、運用のイメージが掴みやすいように「積立投資シミュレーション」の結果もご紹介します。 預貯金だけでは資産を増やすのが難しい今だからこそ、投資による資産形成も検討してみてはいかがでしょうか。 ※編集部注:外部配信先ではハイパーリンクや図表などの画像を全部閲覧できない場合があります。その際はLIMO内でご確認ください。
新NISAで積立投資を行うメリット
まずは、新NISAを活用して積立投資を行うメリットについて解説します。 ●運用益が非課税 通常、投資で得た利益には20.315%の税金がかかりますが、新NISAを利用すれば運用益が非課税になります。 運用益がそのまま手元に残るので、同じ投資金額なら新NISAを利用したほうが投資効率が良くなります。 ●リスクを抑えられる 積立投資は、毎月一定額ずつ、長期間積み立てていく手法です。 ドル・コスト平均法によって購入価格が平均化されるので、価格変動のリスクを抑える効果があります。 また、積み立てる資産を分散することでさらにリスクを抑えられるので、比較的安定した運用結果が期待できます。 ●複利効果が期待できる 投資で得た運用益を再投資することで、その運用益にもさらに利益が乗る「複利効果」が期待できます。 積立期間が長ければ長いほど複利効果が大きくなるため、なるべく早く始めることが大切です。
新NISAで積立投資を行う際の注意点
以下のような注意点も押さえておきましょう。 ●短期売買は避ける 保有商品の値動きが良くないなどの理由で、途中で売却したり、積み立てをやめたりするのは避けましょう。 タイミングによっては損失が発生するばかりか、積立投資のメリットを享受できません。 積立投資は長期的な視点で行うことが重要です。 ●分散し過ぎない 積み立てる商品の種類を増やせばリスクを抑えられますが、その分リターンも小さくなります。 特に、投資信託は複数の資産や銘柄に分散投資する商品なので、過度な分散は必要ありません。 ●最終的に損失が出る可能性もある 前述のとおり「長期・積立・分散」を意識した投資なら比較的安定した運用成果が期待できますが、必ずしも利益を得られるわけではありません。 売却するタイミングで相場が急落している場合など、積立元本を下回る可能性もあることを十分に理解しておきましょう。