1人で仕事を抱え込んでパンクしないために。相手と自分にやさしい「お願いのコツ」4つ
4. DESC法で話しかける
DESC法という話法を使うことで、遠慮せずに相談をしやすくなります。 人に依頼をする際に使う話法ですので、ぜひ覚えておきたいところです。 【DESC法】 Describe:意見を言わず、状況を述べる Explain:自分自身の思いや意見を伝える Specify:具体的な提案をする Choose:最後は、選んでもらう たとえば、次のような話の流れになります。 D:「〇〇企画様に、30分以内にメールを送らないといけないのですが、実は、ほかの作業を抱えている状況です」 E:「ただ、〇〇企画様は時間に厳しそうなので、迅速に対応をしたいと思っています」 S:「もし、間に合いそうになかった場合、20分後にメール送っていただければと考えています」 C:「状況は、いかがでしょうか?」 この流れだと、言い易くありませんか。遠慮してしまいそうな時は、DESC法を使ってみてください。 今回は、上手にお願いする方法を紹介しました。 「計画は悲観的に、行動は楽観的に行う」こそが、段取りの基本セオリーです。 どうしても1人では乗り越えられないとき、誰かを待たせてしまいそうな場合、残業になりそうな状況の前に、ぜひ活用ください。 最初はきっと、面倒に感じるかもしれません。でも、長い目で見ると、スキルアップ、環境設定の先行投資となるはずです。 つい、追い込まれたと感じた時こそ、「人にお願いできなかったのだろうか?」と振り返る習慣を持ちましょう。お願い上手になることは、信頼を得るコツでもあるのです。 ──2019年11月14日公開記事を再編集して再掲しています。 伊庭 正康 株式会社らしさラボ 代表取締役 リクルートグループ入社。残業レスで営業とマネジャーの両部門で累計40回以上の表彰を受賞。その後、部長、社内ベンチャーの代表を歴任。2011年、株式会社らしさラボ設立。リーダー、営業力、時間管理等、年間200回以上の研修に登壇。リピート率は9割以上。現在は、オンラインを活用した研修も好評。近著に16万部を超える『できるリーダーは、「これ」しかやらない メンバーが自ら動き出す「任せ方」のコツ(PHP研究所)』『できる営業は、「これ」しかやらない(PHP研究所)』のほか、新刊の『結局、「しつこい人」がすべてを手に入れる(アスコム)』をはじめ、他多数の書籍がある。 ※無料メーリングニュース(全8回) ※YouTube「研修トレーナー伊庭正康のスキルアップチャンネル」、音声メディアVoicy「1日5分 スキルアップラジオ」もスタート。 ※伊庭の研修をオンラインで学べるUdemyの講座も好評(Udemyベストセラー入り!)
ライフハッカー・ジャパン編集部