1人で仕事を抱え込んでパンクしないために。相手と自分にやさしい「お願いのコツ」4つ
人に仕事をお願い(依頼)するのが苦手、ということはありませんか。しかし、仕事を抱え込んでしまい、「ギリギリまで待たせてしまった」「残業することで乗り切った」ということがあれば、結果として、人や会社に迷惑をかけている可能性は否めません。 そもそも、お願いの仕方がわからないといった悩みもあることでしょう。 そこで、上手に人の力を借りる、そんな「お願い上手」になるための実践法を整理してみました。あなたのキャパシティを広げるヒントになれば幸いです。
1. 先に、お願いの打診をしておく
いきなり相談されると相手も困ります。受けたくても受けられません。 少しでも、迷惑をかけてしまう可能性があるなら、先に「お願いする可能性」を伝えておくといいでしょう。3~4日前であれば、相手もストレスを感じないでしょう。
2. 自分にしかわからないカスタマイズはしない
効率を上げるために、自分なりの方法でカスタマイズすることがあります。しかし、お願いできない人のなかには、カスタマイズした仕組みを「説明するのが面倒」と言う人も少なくありません。 実際、こんなことがありました。 あるベテランスタッフが風邪で休むことになりましたが、困ったことに、その人にしか操作できない、マクロ設定などを複雑に組んだExcelファイルがあったのです。 結果的に、お客様を待たせるわけにもいかず、電話をして指示を仰ぐことに。その時に周囲が話していたのは、「自分が休む時のことを考えていなかったのか」といった声でした。 器用な人ほど注意が必要です。 ・基本は、会社の「やり方」に合わせる ・カスタマイズをする際は、「自分しかわからない」ことはやらない ・今のうちから改善しておく(もしもに備えて)
3. 相手に完璧を求めない
自分と同じレベルを求めると、人にお願いをするのが難しくなってしまいます。 完璧を求めるのではなく、70点で十分と考える。残りの30点は、あとで自分が手直しをすればいいわけです。 そうしないと、お願いして、人に任せることができず、自分で仕事を抱え込むことになります。