もしもの時の備え「ペット後見制度」とは?費用はどれぐらい?高齢者でも安心してペットと豊かな時間を!その仕組みを解説
中日新聞が8日付の朝刊で、ペット後見制度について報じました。高齢者がペットを飼うことについては賛否があり、否定的な原因は病気で亡くなられたりペットの世話ができなくなったりした場合のことを考えると、責任が取れないのではないかということ。その問題が解決できる制度として、「ペット後見」が注目を集めつつあります。11月8日放送『CBCラジオ #プラス!』では、山内彩加アナウンサーが気になる記事として取りあげ、竹地祐治アナウンサーとともに解説しました。 【画像】もしもの時の備え「ペット後見制度」とは?費用はどれぐらい?高齢者でも安心してペットと豊かな時間を!その仕組みを解説
もしもの時の備え
「ペット後見制度」とは、飼えなくなった場合にペットを託す先をあらかじめ決めておいて、お世話するための費用を残しておくというもの。 専門の相談拠点も各地に広がっていて、中日新聞が一例として、三重県東員町に住む70代の女性がペット後見を望む飼い主のための互助会「とものわ」に入会したケースを取りあげています。 万が一の事態が発生した時にペットを保護し、次の飼い主を探したり老犬老猫ホームなどの施設で最後までみてくれたりするそうです。 自分が高齢者でペットを飼っていたら、「自分がいなくなった時にこの子はどうなるのか」という不安を抱えながら過ごさないといけません。 また、若い独身の方でもいつ不慮の事故に遭うかはわかりません。 そのため、この記事を読んで山内は「こういったところに入会すると安心できるな」と感じたようです。
費用はどれぐらい?
互助会入会時の一時金は10万円で、会費は1頭あたり月1千円。 1頭あたりの終生飼育費用という最後まで育てるための費用は10kg未満の場合100万円を託すことで、お互いに託していこうという仕組みとなっています。 山内「ちゃんとお金を払えば面倒を見てくれる人がいるという安心感、いい取り組みだなと思いました」 竹地「やっぱりそういう問題を社会的に解消していくのが重要だなと思って」 特にひとり暮らしとなった高齢者が家族としてペットを飼いたいという気持ちがあり、もし亡くなっても自分のこどもが面倒をみると言ってくれたとしても、こどもに迷惑をかけたくないという気持ちから、飼うのを諦めるというケースがあるかもしれません。