「ハチ公バス」の愛らしさに迫る! 4つのルートで知る渋谷の魅力と地域密着の理由とは
時刻表もA4サイズで便利
「丘を越えてルート」以外の三つは渋谷区役所を通る。そのため、渋谷区役所に行くことにした。 目的はふたつある。ひとつはハチ公バスの時刻表をもらうことだ。受付で聞いてみると、目の前に置かれていて「お持ちください」といわれた。驚いたのは、そのサイズがかなり大きいことだ。A4サイズなので、路線図や時刻表が見やすくて助かる。 表紙と裏表紙に加え、中身は 「24ページ」 もあって、さすが渋谷区ということで広告もたくさん入っている。この一冊があれば、ハチ公バスに乗るときにかなり役立つ。ぜひゲットしたいところだ。 そういえば、何度かハチ公バスに乗って気がついたことがある。後部座席には4人掛けのシートが少し高い位置にあるのだが、その真んなかには 「天井から床までの手すり」 が1本ある。この手すりを見たのは初めてだ。 実は、他のコミュニティーバスでも後ろの4人掛けシートは、真んなかのふたり分のところに何もないため、急ブレーキがかかると体が前に投げ出されることがある。これが危険とされていて、子どもやお年寄りが座ると、運転手が注意することもある。しかし、ハチ公バスには手すりがあるので安心だ。
区役所の食堂「ハチ公ソバ」でそばをいただく
そして、渋谷区役所に行ったもうひとつの目的は、1階にある食堂でそばを食べることだ。食堂の名前は「ハチ公そば」で、区役所のエントランスに置かれた看板にかわいいイラストを見つけた。 この日はとても暑かったので、「おろし大根せいろ」640円を注文した。いやぁ、これはうまい! なんと 「10割そば」 で、そばの香りもいい。もう一度行きたいと思った。 帰り際に次は何を食べようかとメニューをチェックしていたら、カレーライスが目に入った。そういえば、筆者は区役所の食堂でカレーライスを食べる活動もしていたことを忘れていた。それで、後日、カレーライス490円を食べることにした。 いやぁ、ビーフがたっぷり入ったカレーライスだった。スパイシーで、ビーフのゴージャスさからは渋谷らしさを感じた。