長崎県北部で線状降水帯が発生 床上浸水や土砂災害などの被害 けが人なし
2日未明、長崎県北部で一時、線状降水帯が発生しました。 長崎県内でこの大雨によるけが人はいませんでしたが、土砂崩れや床上浸水などの被害が確認されました。 低気圧や前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込み、午前1時17分に長崎県北部で線状降水帯の発生が発表されました。 平戸では1時間に約120ミリの猛烈な雨が降ったと見られ、降り始めからの降水量は 松浦で381.5ミリ、平戸で374ミリなどとなりました。 佐世保市棚方町の宿泊施設では道路脇の排水溝からあふれた雨水が流れ込み、1階の7部屋と事務所が最大で約20センチ床上浸水しました。 1階の部屋の宿泊客は午前3時ごろまでに退出し、けが人いませんでした。 従業員は当面の営業が難しいことから、被害額は1000万円を超えるのではないかと 見ています。 宿泊施設の従業員 「急に2時過ぎから水かさが増えて。あっという間のできごと」 また、平戸市の県道19号では高さ約220メートル、幅約100メートルの山肌が崩れました。 春日町から高越町にかけての約2キロが通行止めになっていて、解除の見込みはたっていません。
テレビ長崎