ニトログリセリン爆発を起こさせ社員を死亡させた疑い、事故当時の工場長と火薬製造課長を書類送検
宮崎県延岡市の産業火薬製造販売会社「カヤク・ジャパン」(本社・東京)東海工場で2022年3月1日、爆発が起き1人が死亡した事故で、県警は1日、ともに事故当時の同工場の男性工場長(50歳代)と同工場の男性火薬製造課長(50歳代)を業務上過失致死容疑で宮崎地検延岡支部に書類送検した。2人とも容疑を認めているという。
県警によると、工場長と課長は注意義務を怠り、貯蔵されていたニトログリセリンの爆発を起こさせ、男性社員(当時24歳)を死亡させた疑い。同社はニトログリセリンが低温で一部結晶化し、感度が高くなっていた際に衝撃が生じたことなどが原因の可能性が高いと発表している。