神泉「オルランド」のトマトソースパスタが家で味わえる!dancyu編集部長が追い求める日本一ふつうで美味しいレシピ
料理をはじめたきっかけは母親の死
移動中の車内で、小串さんの料理の原点となるこんな話も。 「母親が小学校から中学校へあがる時に亡くなって、本当に家でずっと1人で。だから料理を作るようになったんですよ」と小串さん。 中学生の頃からお腹が空けばフレンチトーストや卵焼きを作り、さらには、ケーキまで焼いていたという。 そのきっかけは、身近な人の料理を作る姿。 母親が亡くなった直後、親戚の人たちが毎日料理を作りに来てくれていたが、小串少年は「お母さんの味じゃなきゃ嫌だ!」と、父・和臣さんに直談判。 当時、40代の働き盛りだった和臣さんだが、「わかった。俺は、出世を諦めた!」と毎日夜6時に帰宅し、食事を欠かさず作ってくれるようになったという。 「ほとんどルールはなかったんですけど、8時には絶対家に居ろ!と言われて飯を作ってくれました。チャーハンが一番おいしかったです。死ぬ前に食べたいのはお父さんのチャーハン」と小串さん。 本日のお目当て、オルランドの「トマトソースパスタ」。 一口食べた植野さんは「これはスゴイですね、生のトマトかじってるくらいフレッシュ」と感動していた。 オルランド「トマトソースパスタ」のレシピを紹介する。 ■材料(1人分) スパゲッティ(乾/1.9mm)…108g 塩…適量 オリーブ油…適量 [トマトソース(4人分)] トマト…1.5kg にんじん…2/3 本 玉ねぎ…1/2個 赤玉ねぎ…1/2個 セロリの茎…1本 にんにく…1かけ 塩…10g オリーブ油…15g ■作り方 (1)にんじんは皮をむき、1cm角に切る。 (2)玉ねぎ・赤玉ねぎも 1cm角に切る。 (3)セロリの茎は 1cm幅に切る。 (4)にんにくは粗みじん切りにする。 (5)トマトはヘタを取り除く。 (6)鍋にオリーブ油・にんにくを入れ、香りが出るまで熱する。 (7)玉ねぎ・赤玉ねぎ・セロリ・にんじんを入れ、玉ねぎが半透明になるまで炒める。 (8)トマトのヘタを下向きに手で割って入れる。 (9)塩を加える。 (10)べらで混ぜながら水分が出るまで約40分間煮込む。 (11)野菜の粒が少し残る程度、ミキサーにかける。 (12)熱いうちに瓶に入れて密閉し、冷蔵庫で一晩寝かせる。 (13)湯を沸かし、パスタを 16分間ゆでる。※袋の表示時間に対して約4分間長くゆでる (14)小さめのフライパンにトマトソース(200g)、塩を入れ、強火にかける。 (15)フツフツとし始めたら弱火にし、水けをとばす。 (16)皿にパスタをのせ、トマトソースをかける。 (17)オリーブ油をかけて完成。 ■ポイント・コツ ※酸味が強いトマトには玉ねぎを多めに、甘みが強いトマトにはセロリを多めにすること。 ※トマトのヘタの匂いを確認し、カビ臭いトマトは避けること。
日本一ふつうで美味しい植野食堂 by dancyu