ＤｅＮＡ・三浦監督

◇１３日　「２０２４　ＪＥＲＡ　クライマックスシリーズ　セ」ファーストステージ第２戦　ＤｅＮＡ１０―３阪神（甲子園） 　連勝で決めた。レギュラーシーズン３位のＤｅＮＡは戸柱が５打点と好リードでチームをけん引し、投打がかみ合って同２位の阪神を圧倒。三浦監督は就任４年目で初のファイナルステージ進出を決めた。 　ベンチの雰囲気を聞かれた指揮官は語る。「それはもう悪いわけがないじゃないですか。昨日のいい雰囲気をつなげることができた。全員が集中してできている」。先発のジャクソンが５イニング２／３を４安打１失点に抑える快投。初回に１点を先制されたが、戸柱が２回無死満塁で走者一掃の逆転適時二塁打を放ち、流れを引き寄せた。 　戸柱は「ストライクがきたら積極的にいこうというのは僕に限らずみんなで決めていた。いい結果につながりました」。阪神の先発・高橋を攻略しようと打席のベース寄りに立った。相手が嫌がることをしたかった。気持ちも整理し、「併殺でも同点だったんで気持ちを楽に」。力が抜けて、最高の結果が出た。 　打撃がジャクソンを好リードすることにもつながった。「持っている球種が一級品。いかに気持ちよく投げさせるかを考えている。日ごろから話し合っていれば、いい関係性で臨める」とコミュニケーション力を生かした。右尺骨骨折で離脱している山本、左太ももの違和感で登録を抹消された東への思いも込めた。「カバーできるメンバーで束になって戦っていけたら」とチームの思いを代弁した。 　三浦監督は「先制されましたが、すぐみんながつないで、トバ（戸柱）がよく打ってくれた」。ファイナルステージの相手は今季８勝１６敗１分けと苦手にしていた巨人。「優勝したチーム。ピッチャーも強力ですし、全員がすごいいい選手」としながらも、「僕たちは気持ちで負けないように全員で準備して戦いたい」と決意を口にした。