「恥を知りなさい!」三原じゅん子新大臣の結婚と離婚と政界処世術
晴れて大臣となった三原じゅん子氏が送ってきた波瀾(はらん)万丈の人生。前編では「顔はやばいよ、ボディーをやんな」を地で行った暴行事件の他、2度目の結婚までについてを振り返ってみた。再婚の相手は年下の芸人、コアラ(のちに「ハッピハッピー。」に改名)。三原との「おしどり夫婦」ぶりはテレビでもよく取り上げられていたのだが、この幸福も長くは続かなかった。(2020年09月21日配信記事をもとに再構成しました) 【写真をみる】三原じゅん子の「24歳年下夫」 ***
コアラと離婚
結婚当初、二人のアツアツぶりは話題となり、芸能界一のおしどり夫婦としてテレビでの共演も増えた。ところが結局、コアラとは2007年10月に離婚。夫の浮気が原因とされた。だが、43歳となったじゅん子姐さんは懲りない。翌年には、「FRIDAY」(08年2月8日号)が「熱愛スクープ ハッピハッピー。と離婚してわずか3カ月 三原じゅん子『新恋人バックバンドと激愛&婚前旅行」とのタイトルで、11歳年下のミュージシャンSATOSHIとオーストラリアへ向かうところを報じている。 「彼女のバックバンドでキーボードなどを務めていたSATOSHIこそ、のちに三原議員の公設第1秘書となる山口智之氏です。彼女は交際については否定していましたが、当選後に、配偶者を公設秘書にできないため、交際相手を公設秘書にするのはいかがなものかと報じられ、私設秘書にしたという経緯があります」(同・芸能記者) 08年は、子宮頸がんを患い子宮を全摘出することに。この経験を元に、彼女は以後、がん対策などに取り組んでいく。 そんな中、また新たな交際が週刊誌で報じられる。彼女が出演した舞台の舞台監督と、交際がスタート。舞台監督には娘がおり、三原は彼女から「ママ」と呼ばれて、結婚目前という話だった。
「石破大臣の圧勝」を喜ぶ
ところが、その直後に自民党が彼女に参院選出馬を打診していることが報じられた。政治部記者が言う。 「この前年に民主党が政権与党となりますが、その頃から三原さんは自身のブログ内で政治的発言をするようになりました。政権交代直前の民主党代表選に対し彼女は、〈テレビを見ていたら、民主党は情けないなー。岡田さん! 本音を言ってくれたら応援したのに〉〈ガッカリだよ、民主党!〉などと書き込み、8月の衆院選で自民が敗れた時には、〈自民党は全員ダメ 民主党なら誰でもいい この風潮が怖いと私は危惧しています〉。さらに〈農林水産大臣の石破大臣が圧勝しただけでも私はホッとしました〉などと根っからの自民党びいきであることをアピールしていました」 そして正式に自民党から比例代表での公認が決まる。当時、「三原じゅん子、参院選出馬! 政界殴りこみ」と報じたのはサンケイスポーツだ。 〈“ツッパリキャラ”で一世を風靡した女優、三原じゅん子(45)が夏の参院選に自民党の比例代表候補として出馬することが7日、分かった。テレビドラマ「3年B組金八先生」の不良少女役が人気となり、タレントや歌手として活躍。最近では自身のがん体験を生かし、都内に介護施設を開業した。選挙戦では社会保障制度に取り組む姿勢をアピールする。「金八先生」で見せたドスのきいた声と貫禄たっぷりの演技。民主党の「小沢ガールズ」に対抗する目玉候補として自民党が射止めたのは、かわいいだけのアイドルではない、“元ツッパリ”の個性派女優だった……〉(サンケイスポーツ10年4月8日付)