母は著名な研究者、父は米名門大学の名誉教授! カマラ・ハリス副大統領の両親とは
母は著名な乳がん研究者
「乳がん研究の先駆者だった母の影響で、検診と早期発見の重要性を学んで育ちました」と、カマラは2019年の乳がん啓発月間にInstagramに投稿。母シャマラの研究は素晴らしく、イリノイ大学、ウィスコンシン大学、モントリオールのマギル大学医学部、ローレンス・バークレー国立研究所など、多くの一流研究機関から招かれるなど、世界的に認められました。 シャマラの追悼文には、「彼女はホルモンと乳がんの分野に多大な貢献をし、数え切れないほどの論文や研究を発表し、数々の栄誉を受けた」と記されています。
祖父母は外交官と女性の権利活動家
カマラは2019年のInstagram投稿で、子どもの頃に祖父から民主主義の大切さを教わったことを振り返っています。「幼い頃にインドに住む祖父母を訪ねた際に、祖父と仲間たちと朝の散歩に出かけ、そこで民主主義の大切さを教わりました。あの時の経験が、今の私を作ったと思います」。 また、女性の権利活動家であった祖母のラジャムもカマラのロールモデルでした。「カマラは、強い女性がたくさんいる家系の出身です」と、母シャマラは2004年の<ロサンゼルス・タイムズ>に語っています。
“強い黒人女性”になるための教育
母シャマラの教育方針は、“強い黒人女性”になること。カマラは「母は、社会の一員としての責任感と、どんなことにも恐れずに挑戦する勇気を教えてくれました。毎週木曜の夜には、家の近くにある黒人文化センター『レインボーサイン』に連れて行き、そこで私たちはシャーリー・チショルムやニーナ・シモン、マヤ・アンジェロウといった素晴らしい活動家たちについて学びました」と2000年にSNSで明かしています。
母は2009年に他界
母シャマラが大腸がんと診断された日を振り返り、カマラは 「人生で最悪の日のひとつ」と記しています。化学療法を受けながらも、シャマラは2009年2月11日に他界。彼女の死後、「母のことを考えない日はありません。母の勇気と情熱、そして私たちへの深い愛情を決して忘れません。母の娘に産まれたことがなによりの誇りです」と話しています。 <NPR>のインタビューでは、副大統領就任を前に母への思いを語ったことも。「天国の母に恥じないようにと思います。私たちに期待してくださる人々のために、行動を起こさなければなりません。この国と未来を担う子どもたちを、私たちの手で守りたいと思っています」。
From Oprah Daily, Translation: Tomoko Takahashi