「これまで家族のために頑張ってきた」と定年後はカラオケ三昧の父と、専業主婦からパート勤務になった母。年金15万円とパート収入8万円で今後も安泰でしょうか?
父の年金15万円と母のパート収入8万円では老後生活で毎月5万円以上の不足が生じる可能性あり!
高齢夫婦の平均的な家計収支を参考にしてみたところ、父の年金15万円と母のパート収入8万円では、毎月5万2497円の不足分が生じる可能性があることが分かりました。 定年後はカラオケざんまいで趣味を楽しみたい父親も、老後の収入が十分でないことを理解しておくことは重要です。また、1年で62万9964円、5年で314万9820円のように、年月が経過するにつれて赤字は大きく膨らむため、支出をおさえつつ不足分を補う方法も考えておく必要があるでしょう。 子どもとしては、両親の老後生活の家計収支をシミュレーションして、貯金額なども把握したうえで不足額の目安を把握しておくと安心です。子どもたちの仕送りで援助したり、両親が健康であるうちに仕事をして、もう少し収入を得るよう提案したりできるかもしれません。 また、母親が働けなくなったときに備えるために、生活福祉資金貸付制度や生活保護などの制度を活用することも検討しておくといいでしょう。 出典 総務省統計局 家計調査報告〔家計収支編〕2023年(令和5年)平均結果の概要(18、19ページ) 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部