鶴屋百貨店(熊本市)、スマホ決済を全館で導入へ 3月にサービス開始目指す
鶴屋百貨店(熊本市中央区)は、スマートフォンを使った決済を全館で導入する方針を明らかにした。七つの大手決済アプリとの提携を予定しており、3月のサービス開始を目指す。スマホ決済に慣れた若者らの取り込みを狙う。 熊本の経済ニュース
現在の主な決済方法は、現金とクレジットカード。今回は、来店客のスマホに表示されたバーコードを店舗側が読み取る決済方法の導入を予定している。 鶴屋百貨店は2018年、インバウンド(訪日客)の増加を受け、中国で浸透しているスマホ決済アプリ「アリペイ」と「ウィーチャットペイ」を本館と東館の一部に導入した。今回は、国内で普及しているスマホ決済アプリを加える方向で、事業者との契約を進めている。 New-S館やWING館を含む全館で利用可能とし、催事でも使えるようにする。鶴屋百貨店の福岡哲生社長は「多様な決済手段を提供して、普段は百貨店に足を運ぶ機会が少ない若い世代の誘客にもつなげたい」と話している。 熊本市の大型商業施設では、サクラマチ クマモト(中央区)やアミュプラザくまもと(西区)が全館でスマホ決済を導入している。(岩崎皓太)