国内最初期の洋式灯台 和歌山・友ケ島灯台3日に一般公開
和歌山海上保安部は3日、和歌山市加太の友ケ島西部にある「友ケ島灯台」の一般公開を行う。普段は立ち入ることのできない点灯台に上り、紀淡海峡の景観を楽しむことができる。 同灯台は、明治5年6月25日に初点灯された。和歌山県内では樫野埼灯台(串本町)に次いで古いという。高さは12メートルで、約38キロ先まで光を届けることができ、瀬戸内海と外海を結ぶ要衝として、152年にわたり海の安全航行に貢献してきた。 国内最初期の洋式灯台として文化財的価値も評価され、平成21年に近代化産業遺産、27年には国の登録有形文化財に指定されている。 申し込み不要。一般公開は3日午前10時から午後1時。混雑状況により、一部制限を行うとしている。悪天候で定期便が欠航するなどした場合は中止となり、午前8時ごろに同保安部のホームページに掲載する。