ドコモ、ヘアアイロンのシェアサービス「ReCute」をスピンアウト
NTTドコモは、新規事業創出プログラム「docomo STARTUP」から誕生したヘアアイロンのシェアリングサービス「ReCute(リキュート)」をスピンアウトした。 【この記事に関する別の画像を見る】 スピンアウトとは、企業が特定の部門や事業を分離して新会社として独立させることで、元の企業からの出資を受けないもしくはマイナー出資で独立すること。 「ReCute」は、商業施設やオフィスビルなどの化粧室に設置されているヘアアイロンの貸出スポットで、外出時でも好きな場所・好きなタイミングで髪の毛を巻けるヘアアイロンのシェアリングサービス。8月から渋谷ヒカリエなや住友不動産渋谷タワーなどで実証実験を開始し、'24年秋にサービスを予定。エリア展開は渋谷区内から進め、全国約3,500カ所まで貸出スポットを増やす。 利用方法は、専用のアプリで貸出スポットを確認し、貸出スポットに設置されているQRコードを読み取ることでヘアアイロンのレンタルが開始される。利用後はその場に返却すると自動で決済が完了する。利用料金は1回につき385円。利用開始10分以降は1分ごとに33円の追加料金が発生する。秋以降には、月額プランや、ヘアアイロンの予約機能を導入予定。 同社調査の結果、女性全体の約8割が外出先で髪の毛を巻き直したいときに備え、ポータブルヘアアイロンを持っているか、欲しいと考えたことがあるという。重くかさばるポータブルヘアアイロンを持ち運ぶ、メイクラウンジまで足を運ぶ、プリクラ専門店でヘアアイロンを利用するといった行動が取られているが、いずれも手間とうしろめたさが課題とされ、「ReCute」の立ち上げに至った。 同サービスを運営するReCuteの代表取締役CEOには、NTTコミュニケーションズ社員の山下氏が就任し、ポーラ・オルビスホールディングス、Connectete、ドコモが出資する。 利用可能なヘアアイロンブランドはクレイツ、KINUJO、SALONIA。ラインアップは順次拡大する。8月下旬から開始する実証実験では、以下の施設でサービス提供予定。 ・大手町ビル2階「MIRAI LAB PALETTE」内個室ブース ・渋谷ヒカリエ ShinQs 3階・地下3階女性用化粧室 ・住友不動産渋谷ガーデンタワー ・住友不動産渋谷タワー(Abema Towers) ・住友不動産原宿ビル ・住友不動産渋谷ファーストタワー ・みなとみらい東急スクエア2 1階女性用化粧室 ・東京ガーデンシアター 各階女性用化粧室
Impress Watch,村石英寿