キュウリ栽培のプロが警鐘を鳴らす、やってはいけないお手入れと害虫対策
ルーシーによるとキュウリを育てるときには、土がカラカラに乾いてから一気に水をあげるのではなく、少量の水をこまめにやり土の湿り気を保つことが大切です。そうしないと水分不足の状態に陥り、ある種のカビが生えてしまうことがあります。 「水やりが必要かどうかを確認する最も簡単な方法は土に指を突っ込んでみることです。少し湿り気を感じたり、指を出したとき土のかけらがついてくるようだったら土のなかに水分がまだ残っている証拠です」とルーシー。「指が乾いていて土埃のようなものがつくようだったら水やりが必要です」
病気と害虫対策
キュウリにはかかりやすい病気やつきやすい害虫がいくつかあります。栽培する場所によって、被害の程度は異なります。 ・ハダニ ハダニは赤いダニで、これも温室で栽培している場合に発生しやすいので注意が必要です。ルーシーによるとハダニは湿気を嫌います。「温室で水やりをするときは帰る前に床に水をまきましょう。水分が蒸発して湿度が高くなるのでハダニの発生を防げます」 ・うどんこ病 ルーシーはうどんこ病が水分不足から発生すると説明しています。そのため水やりをしっかりすることが病気を防ぐ鍵になります。「まったく病気にかからないようにすることはできませんが抑えられます。被害がひどい葉は切り取って捨てましょう。その葉をコンポストには入れないようにすること。病気が広がってしまいます」 ポイント: 「カビを抑えるために、スプレーボトルに濃いカモミールティーを入れて植物に吹きかけてみましょう。カモミールには天然の防カビ成分が含まれているので、まったく安全なオーガニックの防カビスプレーになります」
収穫方法
キュウリは植えてから約12週間で収穫できます。茎はかなり硬いので熟したら普通のハサミか剪定バサミで切りましょう。 ルーシーはあまり長い間ツルにつけたままにしないようにアドバイスしています。 「つけたままにすると熟しすぎてしまいます。種があるタイプのキュウリの場合、皮が硬くなり真んなかに固い種がたくさんできるので食べにくくなります」 新鮮なキュウリを収穫したら刻んでサラダに入れたり、お好みのディップにつけてかじったり、お酒のお供にしたりと楽しみ方はいろいろです。 自分でつくったキュウリの味は格別。ぜひ栽培してみてください。 ※本記事は、Good Housekeepingからの翻訳をもとに、モダンリビング デジタルが編集して掲載しています。