【インド】半導体施策の第2弾、今後3カ月で導入
インド政府は、半導体の生産誘致策の第2弾に当たる「セミコン2.0」を今後3~4カ月以内に導入する見通しだ。バイシュナウ電子・情報技術相が11日、この日開幕した半導体産業の展示会「セミコン・インディア2024」の記者会見で明らかにした。 バイシュナウ氏は、「第1弾が実質的に完了した段階にある。現在、大幅に拡張した第2弾の策定に取り組んでいる」と説明。「今後は半導体エコシステムのパートナーや装置製造を推進する」とした上で、「半導体生産に必要となる特殊な化学物質やガスなどを含めたエコシステム全体の開発に重点を置く」と強調した。一方、第2弾の予算は明らかにしなかった。 バイシュナウ氏によると、既に投資総額1兆5,000億ルピー(約2兆5,000億円)に相当する5工場が承認され、2工場の建設が進んでいる。さらに北部パンジャブ州モハリにある「セミコンダクター・ラボラトリー」の刷新計画のほか、複数の提案を近く内閣に提出する見通し。 インド政府は2021年、半導体とディスプレー製造のエコシステム構築のために「セミコン・インディア・プログラム(SIP)」を導入。7,600億ルピーの予算を割り当てた。