“ハマのサブマリン”DeNA・中川颯が移籍1年目で大活躍 新天地でプロ初づくしのレギュラーシーズンを駆け抜ける
◇プロ野球セ・リーグ DeNA2-0中日(6日、バンテリンドーム) DeNAにとって、今季レギュラーシーズン最終戦となった6日の中日戦。2点リードで迎えた9回のマウンドには中川颯投手が上がりました。中川投手はヒットを浴び、2アウト1、2塁と逆転のピンチを背負うも、後続を空振り三振に打ち取りゲームセット。DeNAが完封勝利し、中川投手はプロ初セーブを手にしました。 【画像】プロ初ホームランを放ってデスターシャポーズを決める中川颯投手 華麗なアンダースローが魅力の右腕・中川投手は、2020年のドラフト4位で立教大学からオリックスに入団。2022年オフに支配下から育成契約となり、2023年オフに戦力外通告を受けました。今季からはDeNAに支配下選手として移籍しました。 そんな移籍1年目の今季。4月4日に1軍昇格を果たし同日の阪神戦で「プロ初先発」のマウンドに上がります。援護が得られず勝利投手とはなりませんでしたが、5回途中2失点という堂々たるピッチングを披露しました。さらに4月30日の中日戦では先発登板し、7回途中1失点の好投。2回には「プロ初ヒット」を記録し、さらに「プロ初勝利」も手にしました。 また5月18日の中日戦では先発として6回2失点と好投を披露し、打撃でも活躍。2アウト1塁から、松葉貴大投手の初球のカーブを振り抜き、ライトスタンドへの「プロ初ホームラン」。1点差と僅差のゲームも自身の1振りで自らを援護。2勝目を手にしました。 さらにリリーフとしても活躍。9月5日の広島戦では、3番手として7回2アウト1、2塁の場面で登板。4番の末包昇大選手を空振り三振に打ち取り、チームのピンチを救うとともに「プロ初ホールド」を記録しました。 中川投手の代名詞、「ハマのサブマリン」。DeNAの頼れる戦力として、新天地で活躍を見せています。