【フィギュア】和田薫子「優勝できるとは」合計196・11点でSP2位から逆転
<フィギュアスケート:西日本選手権>◇4日◇最終日◇愛知・日本ガイシアリーナ◇ジュニア女子フリー 【写真】華麗な演技を見せる和田薫子 ショートプログラム(SP)2位の和田薫子(15=グランプリ東海クラブ)が、フリー129・72点の合計196・11点で優勝した。「ショートとフリーどちらもそろえることができた。優勝できると思っていなかったので、すごくうれしい」。金メダルを首から提げて登場した15歳は、明るい声を響かせた。 最後から2番目の滑走。好演が続く中でも「恥ずかしくない演技だけは」と気合を入れて位置についた。順位は気にせず臨んだ結果、ルッツ-トーループの連続3回転や3回転フリップなど7本全てのジャンプを成功。ミスのない演技で得点を重ね、SP首位の岡田芽依(名東FSC)を上回った。 今季のジュニアグランプリ(GP)シリーズで、初の海外試合を経験。2戦ともに表彰台に上る好成績を収め、ファイナル(12月、フランス・グルノーブル)初進出を決めた。 今大会でも堂々とした演技で実力を披露。「海外だけ良かったとならないように気合を入れて頑張っていきたいと思っていたので、ここでいい演技ができたのはすごく良かった」。今後控える全日本ジュニア選手権(11月15~17日、広島・ひろしんビッグウェーブ)とファイナルへ、自信を深めた。【竹本穂乃加】