革新性を示せなかったシャビのバルサ。終盤戦は首位とは思えないほど不安定だった【現地発】
カップ戦に重きを置いてラ・リーガはトーンダウン
得点王をほぼ手中に収めているレバンドフスキ。今シーズンのバルサはその決定力に依存するフットボールだった。(C)Getty Images
4シーズンぶりのラ・リーガ制覇が目前のバルサだが(編集部・注/その後5月14日に行なわれたラ・リーガ34節のエスパニョール戦に4-2で勝利し、優勝を決めた)、終盤戦は不安定で、そのフットボールはとても魅力的と言えなかった。現状のままでは、黄金期を築いたかつてのチームのような革新性を提示することは難しいだろう。(文:ヘスス・スアレス/訳:小宮良之 2023年5月18日発売ワールドサッカーダイジェスト『ザ・ジャーナリスティック スペイン』を転載) ―――◆―――◆――― 「レアル・マドリーがバルセロナを逆転し、ラ・リーガを制する」 そんな私の無謀とも言える予想は、もはや外れたと認めるべきだろう。しかし、「すべてが外れたわけではない」とも思っている。親愛なる『ワールドサッカーダイジェスト』の読者のみなさんには、少しだけ悪あがきにお付き合いいただきたい。 たしかにこ
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