東福岡、PK戦で静岡学園破り9大会ぶり4強 平岡道浩監督「練習でやってきたことを謙虚にやってくれた」と評価【高校サッカー】
◇4日 第103回全国高校サッカー選手権準々決勝 東福岡0―0(PK5―4)静岡学園(U等々力) 東福岡がPK戦の末に静岡学園を破り、優勝した2015年度大会以来9大会ぶりに4強入りした。 全ての力を尽くしてもお互いゴールが遠い。フィジカル対テクニック。世代トップのプレミアリーグに所属する8強対決はPK戦にもつれ込み、東福岡が勝利した。 前後半80分。堅い守りの壁をともに破ることはできなかった。素早い攻守の切り替えに得点機はそう何度も訪れない。がっぷり四つのまま時間は流れ、PK戦に突入する。5人が蹴り終わり、両校1人ずつが外して4―4。静岡学園6人目のキックはゴールバーの上を越え、後攻の東福岡・MF宇都宮夢功(3年)が最後は決めた。 平岡道浩監督は「90分プレミアで守っているからですね。そこは彼らも自信あるんで。『80分だぞ』ってハーフタイムに言って送り出しました。練習でやってきたこと、それを彼らが謙虚にやってくれた。クロスの対応も何本も上げられたんですけど、はじき返してくれた」と全国の舞台で一戦ごとに地力を積むチームを評価する。 優勝した第94回大会以来の4強は国立が舞台。「僕らが目指すところの最高峰。あと2試合しっかり戦いたい」。この後は一度地元に戻り仕切り直す。心身共にリフレッシュし、11日の前橋育英との準決勝を戦う。
中日スポーツ