【トライアウト】楽天戦力外の桜井周斗「NPBなら育成でも。社会人も」幅広くオファー待つ
<12球団合同トライアウト>◇14日◇ZOZOマリン 楽天から戦力外通告を受けた桜井周斗投手(25)が、シート打撃で左打者2人と対戦した。 【写真】トライアウトを見守るロッテ吉井監督 広島曽根を126キロのスライダーで見逃し三振、ロッテ菅野にはフルカウントからスライダーを見切られ四球を与えた。「左打者に武器のスライダーが投げられました」と振り返った。 トライアウトに向け、フォームを改造して臨んだ。セットポジションでグラブをベルト付近に置いていたが、胸の前にした。「戦力外通告を受けてから何かを変えなくてはと思っていた。制球、変化球の精度を上げようとしてきました」。長所として「投げっぷりの良さ」としてきたが、その反面で「荒れてしまった」とも感じていた。反動をつけすぎないようなフォームを目指した。 桜井は日大三から17年ドラフト5位でDeNAに入団。21年には中継ぎとして30試合に登板した。22年1月に左肘手術を受け、2年連続で1軍登板がなく、23年12月の現役ドラフトで楽天に移籍した。今季は8試合の登板にとどまり、10月5日に戦力外通告を受けた。高校2年秋の東京大会決勝で早実・清宮幸太郎(現日本ハム)から5打席連続三振を奪い、「清宮キラー」として注目された。 今後については「NPBなら育成でも。社会人も」と幅広くオファーを待つ構えだ。