【MLB】35歳のアドリアンザが現役引退を表明 ブレーブス時代の2021年にワールドシリーズ制覇を経験
日本時間12月25日、メジャー12年間で624試合に出場した実績を持つユーティリティ・プレーヤー、エイレ・アドリアンザが自身のインスタグラムを更新し、現役引退を表明した。アドリアンザは「子供のころからワールドシリーズで優勝することを夢見てきましたが、自分自身の努力だけでなく、皆様1人ひとりのサポートのおかげで、その夢を叶えることができました。メジャーで10年以上プレーできたことも信じられません」と記し、これまでのキャリアを支えてくれた多くの人々へ感謝を述べた。 【特集】2024年オフシーズンの移籍情報まとめ 現在35歳のアドリアンザはベネズエラ出身の内野手で、2006年4月にジャイアンツと契約。2013年にメジャーデビューを果たすと、翌2014年には53試合に出場したが、2015年は52試合、2016年は40試合と徐々に出場機会を減らし、2017年1月にウエーバーでブリュワーズ、その1週間後には再びウエーバーでツインズへ移籍した。 ツインズではユーティリティ・プレーヤーとしてメジャー定着を果たし、2017年は70試合に出場。翌2018年には自己最多の114試合に出場し、打率.251、6本塁打、39打点、5盗塁、OPS.680を記録した。2019年は83試合で打率.272、OPS.765とキャリアハイの成績を残し、2020年も60試合制の短縮シーズンで44試合に出場したが、同年オフにFAとなり、ブレーブスへ移籍した。 新天地ブレーブスでプレーした2021年はキャリアで2番目に多い109試合に出場。内外野を兼任するユーティリティ・プレーヤーとして世界一メンバーの一員になった。2022年はナショナルズでスタートしたが、夏場のトレードでブレーブスへ復帰。2023年はブレーブスでわずか5試合の出場にとどまり、今季もエンゼルスでわずか8試合、打率.192、1本塁打、2打点、OPS.596にとどまった。 メジャー12年間で通算624試合に出場し、330安打、打率.237、22本塁打、151打点、19盗塁、OPS.658を記録。決して華やかなキャリアではなかったものの、縁の下の力持ちとしてチームに貢献した2021年ブレーブスの世界一メンバーの1人として、野球ファンの記憶に残り続けるはずだ。