阪神が2011年ドラ1伊藤隼太に戦力外通告
阪神は、すでに野手では福留孝介(43)、上本博紀(34)らベテランに戦力外を通告するなど世代交代の方針を明確に打ち出している。一発も打てる左の代打候補は、同じく壁にぶつかっている高山俊(27)くらいしかいず層は薄いのだが、10月26日のドラフトでは、内外野のできる左の大型スラッガー、近大の佐藤輝明を4球団競合の末、引き当てたこともあり、この2年間、戦力にならなかった“ハヤタ”は、まだ31歳だが、来季の構想から外れた。 伊藤が他球団での現役続行を目指すのか、それともユニホームを脱ぎ、第二の人生に歩みだすことを選択するかは未定だが、慶大卒の伊藤は、将来の幹部候補とも言われてきたエリート。阪神は、来季のV奪回と、中長期的なチーム再建のビジョンを持ってタブー無き大胆な選手の入れ替えを断行し始めた。