気候変動による環境影響、適応策など説明「ゼロカーボンによる広域防災連携推進会議」 福島県大熊町
福島県大熊町が設立した「ゼロカーボンによる広域防災連携推進会議」の第3回会議は6日、町交流施設linkる大熊で開かれ、出席者が気候変動の現状に理解を深めた。 加盟団体の関係者ら約30人が出席。五味馨会長があいさつした。福島地方気象台の桜井美菜子調査官が講演し、地球温暖化や気候変動の実態、各地で起きている気象災害を解説した。国立環境研究所気候変動適応センター気候変動適応チーフコーディネーターの阿久津正浩さんが気候変動による環境影響、適応策などを説明した。 議事では新たに3個人・団体の加入を承認した。加盟数は計34個人・団体となった。 会議終了後、希望者が町役場本庁舎敷地内で、燃料電池車(FCV)と外部給電器をつなぎ、ストーブを動かす操作を体験した。 会議は昨年10月に設立された。電気自動車(EV)やFCVの蓄電機能を生かし、地域の垣根を越えた広域防災ネットワークの構築を目指している。
(相双版)