"うなぎ処"川越でも随一の名店! 一子相伝で受け継ぐタレが絶妙、老舗『小川菊』のうなぎに「ひと目惚れ」
全店実食調査!『おとなの週末』が自信を持っておすすめするお店をご紹介します。今回は、埼玉・越川のうなぎ店『小川菊(おがきく)』です。 【画像ギャラリー】均一な飴色の焼き目、艶めく表面に惚れ惚れ!
老舗の矜恃、大正初期に建てられた老舗の風情もご馳走に
料理の味はその見た目に宿るというけれど、フタを開けた瞬間、目に飛び込んできたうな重にひと目惚れしてしまった。以来、ずっとこの店推し。身の表面はキャラメリゼしたかのように艶めいていて、焼き目も均一な飴色をまとっている。 うな重(上)4750円 この美しさからも、職人の腕のよさがしみじみと伝わってきた。そしてすぐさま立ち上ってくる紀州備長炭で炙った香気に、たまらない気持ちになりながら頬張ると、文化・文政年間の創業から200年以上にわたって一子相伝で受け継ぐという、やや甘めのタレが身の輪郭をはっきりと際立たせてくれている。 歴史の深さも味も、うなぎ処として知られる川越でも随一だ。さらに大正初期に建てられた木造3階建ての店は老舗の風格に満ちていて、この風情もご馳走なのだ。
越川『小川菊(おがきく)』
[住所]埼玉県川越市仲町3-22 [電話]049-222-0034 [営業時間]11時~14時、16時半~19時半(19時LO) [休日]木(祝除く)、不定休あり [交通]西武新宿線本川越駅東口から徒歩10分、東武東上線川越市駅から徒歩11分 おとなの週末2024年12月号は「町中華、ときどきガチ中華」 撮影/小島昇、取材/菜々山いく子 ※2024年8月号発売時点の情報です。 …つづく「横浜、川崎、小田原の極上うなぎ老舗や名店が県内に点在」では、覆面調査隊が東京の喧騒を離れ、ちょいと贅沢な日帰り旅で堪能したい神奈川県の名店を実食レポートしています。