災害時、在宅避難できる家には条件がある!?プロが解説、簡易トイレや食料備蓄の方法
近年、地震や集中豪雨など、自然災害が増加しています。 今の時代、災害は「めったに起こらないもの」から「頻繁に起こるもの」にマインドチェンジが必要。 【必見!これは覚えておきたい】災害時のおうち簡易トイレ設置&食料備蓄の方法を図解 毎年、さまざまな地域で起こる災害情報を見るにつけ、避難所や自家用車での避難生活ではなく、在宅避難できるなら……と思わずにはいられません。 では、どんな場合に在宅避難ができるのでしょうか? 家づくりと防災のプロに、”発災後の備え”として災害のときに在宅避難できる条件などを伺いました。 旭化成ホームズ くらしノベーション研究所 一級建築士 山田 恭司さん 専門テーマは共働き、リフォーム、防犯、防災
在宅避難のために必要な3要素とは?
防災についての意識はずいぶん高まってきましたが、「いざ自分が被災したらどうしたらいいのか?」の具体的なイメージは、当事者になったことがないと、なかなかわかないのが現実。 ただ、避難所生活はアラフォー、アラフィフ女性にとって、体力的にも精神的にも辛そうであるということは想像に難くありません。 現在も避難生活を続けている方もいらっしゃいますが、本当に頭が下がりますし、私たちの想像以上に過酷なはず。 「もし自分が被災したら、できることなら在宅避難も考えたい」 正直、そう思わずにはいられない……。でも、非常時にそんなわがままって、叶うのでしょうか? 旭化成ホームズくらしノベーション研究所の山田恭司さんによると、条件さえ満たせばそれも可能だといいます。「まず、安全な家が確保されていることを大前提として、在宅避難のために必要な3要素は、(1)食料と水、(2)エネルギー、(3)トイレです」。 「(1)食料と水」はすでに用意されている人も多いのではないでしょうか? そういう筆者も非常食を備蓄していましたが、賞味期限切れが続出。 「ローリングストック」しようと思っても、開かずの棚の奥地に埋もれてしまったり、習慣化していないので、結局食べ尽くしてしまったり……。 我ながら、意識の低さとズボラさに泣けてきます。