西岡良仁、世界14位ルーネに敗れて29歳初戦を勝利で飾れず「僕が悪かったというより彼がとても良かった」[木下グループジャパンOP]【テニス】
西岡良仁、世界14位ルーネにストレートで敗れ8強入りならず
「木下グループジャパン・オープン」(東京・有明コロシアム/ATP500)シングルス2回戦が9月28日に行われ、ワイルドカード(主催者推薦)で出場の西岡良仁(ミキハウス/世界ランク59位)は、第6シードのホルガー・ルーネ(デンマーク/同14位)に6-2、6-4のストレートで敗れ、8強入りとはならなかった。 【動画】西岡良仁はルーネに敗れて2回戦敗退 マッチハイライト 27日に29歳の誕生日を迎えた西岡。1回戦でフィリックス・オジェ・アリアシム(カナダ・同21位)を3時間12分の末に、7-6(5)、3-6、7-6(5)で下し、同大会5年ぶり2度目の2回戦進出。試合終了直後には、右脚をつるタフな試合を制した。 2回戦では過去1勝1敗と勝ちを分けているルーネとの対戦。第1セット、立ち上がりで気持ちよくキープした西岡だったが、それをはるか上をいくレベルを出してきたのがルーネだった。スピード、コースともにコントロールされたファーストサーブが88%で決まり、9本のエースと正確なストロークで西岡にチャンスを与えず。リズムを失った西岡は、1-0から5ゲームを奪われた。 第2セットでも苦しい展開は続いて1ブレークを許す。意地を見せて、西岡らしいしつこいテニスを披露して一度は追いついたが、ルーネはすぐに立て直して再びブレーク。西岡にとって初めてのジャパンオープン8強とはならなかった。 西岡は、「このクオリティの彼に勝ち切るのは難しい。男子のテニス、そして彼のような良いサーブを持った選手が8割ファーストサーブを入れてくると、ブレークするチャンスもない」とルーネのプレーに脱帽。「率直に僕が悪かったというより、彼がとても良かった日だった。勝ち切るのは難しい1日だった」とお手上げだった。 第2セット第8ゲームでブレークし流れを掴みかけたが、「いい状態を崩そうとなるとエネルギーも必要になる」と1回戦で3時間12分のタフマッチを戦ったあとで、プレーのレベルを上げ切ることは難しかった。 勝てばツアーで5年ぶり2度目となる錦織圭(ユニクロ/同200位)との試合が待っていたが、「見たかった人が多かったと思いますし、できればよかった。圭くんにも『敵やっといてください』と言いました。いつかまたチャンスがあればいいなと思います」と思いを託した。
Tennis Classic 編集部