サウナ通いを始めて体の解像度が上がった! おじさん美容家・伊藤 聡さん流「サ活のすすめ」
ここ数年、急増しているサウナ愛好家=サウナー。でも、まだそのよさを実感できていない人もいるのでは? そこで、美容業界のサウナの達人たちにサウナの魅力や肌と体にもたらす効果、おすすめサウナなど「サ活」について伺いました。 【写真】サウナーのおすすめサウナ&サ活に欠かせないアイテム
おじさん美容家・伊藤聡さんのサ活
会社員兼ライター 伊藤聡さん 1971年福島県生まれ。会社員でありながら、映画や海外文学を主な題材にさまざまなメディアで執筆。40歳を過ぎてから美容に目覚め、近著に『電車の窓に映った自分が死んだ父に見えた日、スキンケアはじめました。』(平凡社刊)がある。3日と開けずにサウナに通う、サウナ好き。雑誌『Pen』でスキンケアと美容をテーマにした『グルーミング研究所』を連載中。
ブームに乗ってはみたものの、最初はサウナのよさがわからなかった
「今でこそ週2回ペースで通っていますが、最初はサウナのよさがわからなくて。サウナ室は熱くて苦しいし、水風呂もツラいしキツいしで、全然気持ちよくない! だけどサウナ帰りに映画を見たら、いつもよりちょっとだけスッキリした気持ちで見られたんですよね。なので“次こそは!”と、ととのうことを期待してまた行くのですが、やっぱりダメで…。1年くらいはこの繰り返しだったのです」
“水風呂って気持ちいい”と感じた日から一気にサウナ好きに!
「ところが! ある日YouTubeで赤坂に『サウナ東京』というスゴイ施設がオープンしたという情報を目にして行ってみたら…、これだ! と初めてととのう体験をしたんです。今までと何が違うのか考えてみたら、『サウナ東京』では今までツラかった水風呂が気持ちよく感じられた。今までのところは水風呂が1つしかなかったんですが、ここは温度の違う水風呂が3つもあって、自分の好きな温度が選べたんです。水風呂のよさがわかると、そこからはもう一気に開眼! 今まで通っていたサウナでもととのうようになり、関東近郊だけでなく兵庫や大阪、岐阜や愛知などのサウナにも足を運ぶようになって行動範囲が広がりました」
サウナ通いを始めて体の解像度が上がった!
「もうひとつ、サウナに通うようになってから自分の体の解像度が上がったのも大きな変化ですね。それまでは特に体が重いとか、疲れているなんて考えたこともなかったのですが、サウナ後の体が軽くなった状態を知ってしまうと、“今日は体がこわばっているな”と自分の体のちょっとした変化にも気づくようになり、より自分を愛せるようになったのは嬉しい驚きです」