ホンダウエルカムプラザ青山が本社ビル建て替えのため2025年3月31日で休館、最後のイベントを開催へ。ビル内業務は2025年5月で終了
12月20日、ホンダは東京都港区南青山にある本社施設『ホンダ青山ビル』について、建て替えのため同ビル1階のホンダウエルカムプラザ青山を2025年3月31日で休館、ビル内業務を2025年5月で終了することを発表した。これに伴い“建て替え前最後のイベント”を開催する。 【写真】ホンダ青山ビル地下にある大樽。貯水は『宗一郎の水』として無料提供され、災害時には飲料水の役割を担う ホンダ青山ビルは、当時の国際化や情報化といった時流に対応し、本社機能の充実および効率化を図るため、1985年に2代目の自社ビル本社として建設が行われた。ビルにはホンダのクルマづくりの考えである安全性、省エネルギー、居住性、操作性、機能優先のデザインが導入され、防災や安全にも細心の配慮がなされている。 また開館と同時に、社会との調和、コミュニケーションを図る場として、1階にはホンダウエルカムプラザ青山が開館。新製品や技術展示、各種イベントの開催などが開催され、モータースポーツ参戦体制発表、レースのパブリックビューイングなどがこのホンダ青山ビルで行われてきた。 ホンダ青山ビルの誕生から39年、社会や産業が急速に変革に向かうなか、将来にわたり人々や社会から『存在を期待される企業』であり続けることを目指しているホンダは、『イノベーションを生み出す変革と発信の拠点』となるグローバル本社機能を構築することが必要だと考え、ホンダ青山ビルを2025年度に解体し、新たなビルへの建て替えを行う。 なおホンダによると、青山ビル跡地に建設される新ビルは「2030年度の完成を目標」としており、建て替え期間中の従業員は、東京都港区の虎ノ門アルセアタワーと、埼玉県和光市のホンダ和光ビルで業務を行う予定だという。 そして、ホンダ青山ビル建て替え前の最後のイベントとして、ビルに込められた“ホンダフィロソフィー”を体感できる建築ツアーと、39年間愛されてきたウエルカムプラザ青山の歴史を振り返る展示イベントが開催されることになった。 建築ツアーは2025年2月23日(日)に開催され、、ウエルカムプラザ青山の歴史振り返り展示は2025年1月10日(金)~3月31日(月)まで実施される。概要および申込み方法などは以下のとおりだ。 ホンダ青山ビル 建築ツアー概要 初代本社ビルであり、2023年に解体された八重洲ビルに込められた創業者の想い・ホンダフィロソフィーを継承したホンダ青山ビル。建築を通してビルに込められたフィロソフィーを、八重洲ビルの建築ツアーも担当した建築史家の倉方俊輔先生の解説とともに案内する。 開催日:2025年2月23日(日) 開催時間:10:00~11:30/13:00~14:30/15:30~17:00 ※計3回開催 開催会場:ホンダ青山ビル(1階ホンダウエルカムプラザ青山に加え、ビル内部も含む) 募集人数:75名を予定(25名様×3回。応募多数の場合は抽選) 参加料金:無料 ツアー案内人:倉方俊輔 建築史家/大阪公立大学教授 応募期間:2025年1月24日(金)~2025年2月9日(日) 詳細・申込み方法:https://global.honda/jp/HondaAoyamaProject/ ホンダウエルカムプラザ青山 展示概要 閉館までの3カ月、これまでの歴史を振り返る展示を実施。1985年から現在までに話題となった製品や、イベントなどのホンダウエルカムプラザ青山でゆかりのある展示を計画している。 開催日:2025年1月10日(金)~3月31日(月) 開催時間:10:00~18:00 ※他イベントのため、開催時間が異なる日がある 開催会場:ホンダウエルカムプラザ青山 参加方法:入場自由 https://global.honda/jp/welcome-plaza/ [オートスポーツweb 2024年12月20日]