ライバルだけど仲間!「モリゾウチャレンジカップ」で見たドライバーの熱い絆【元SKE48梅本まどかのラリー日記004】
コ・ドライバーとしてフォーラムエイト・ラリージャパンへ2年連続参戦、2022年はRC4クラス 3位、2023年はJRCar1クラス 2位!の元SKE48の梅本まどか(うめまど)さん。もちろん、2024年もラリージャパンへ引き続き参戦する。また、2024年からスタートした全日本ラリー選手権の新カテゴリー、ラリードライバー育成チャレンジ、 “MORIZO Challange Cup”にも、CUSCO Racing・星涼樹選手のコ・ドライバーとして参戦中だ。 今回は、モリゾウチャレンジカップでペアを組む星涼樹選手と、最大のライバル!?、TOYOTA GAZOO Racing-WRJ・大竹直生選手との関係について語ってくれた。 REPORT:梅本まどか(Madoka UMEMOTO) 【写真を見る】モリゾウチャレンジカップに参戦する元SKE48 梅本まどか。※本文中に写真が表示されない場合はこちらをクリック
ラリーでは稀な同時スタート「デュアルSS」でライバル心メラメラ!?
ラリーはタイムトライアル競技なので順位的な争いやバトルはもちろんあるけれど、サーキットレースのように一緒に走って…という直接的な争いはありません。 2023年のラリージャパンで行われた豊田スタジアムSS(スペシャルステージ)のように、2台同時に走ることはたまにあります。「デュアルSS」といって一緒にスタートするので、観ている観客にとってはどっちが速いか分かったり、選手側もライバルが自車から見える場所もあるので、いつものSSと違ったアドレナリンの出方や、負けたくないといった心理的な動きはあると思います。 が、走るタイミングは同じでも、レースのように同じコースで走り、抜いて抜かれて…というバトルではなく、そのSSでどっちが速いタイムを出せるか!?というバトルになるのです。 前回のラリー日記003でも、選手同士でコミュニケーションをとり、情報をいかに得られるか?というお話を書いたのですが、ライバルたちとのコミュニケーションはとても重要。 そこから得られるヒントもあり、会話は多いです! 2024年から始まったモリゾウチャレンジカップでも、選手間での会話、ライバルだけど仲間といった会話が多く飛び交っています。