災害時の自販機…どう活用? “無料で取り出し”「災害支援型自販機」 【#みんなのギモン】
日テレNEWS NNN
能登半島地震の発生から約4時間後、石川県穴水町の高校で3台の自動販売機が壊されました。そして22日、「自分が壊した」という電話が女性からあったといいます。災害時に自販機はどう活用すればよいのか。“無料で取り出し”できる災害支援型自販機とは? ◇ 24日のギモンは「災害時に自販機 どう活用?」です。
能登半島地震が発生した今月1日、高校の自販機が壊されました。災害時に自販機はどう活用すればよいのか考えていきます。 記者(22日) 「穴水町の高校に設置された自販機、かなり強引に壊されています。そして、中の飲み物もなくなっていて、無残な姿となっています」 石川県穴水町の高校で、学校側によると、地震発生から約4時間後の1日午後8時ごろ、3台の自動販売機が破壊されました。この件については情報が錯そうしていましたが、学校などの許可を得ずに壊されたということです。 取り出した飲み物は、避難していた住民たちに配られたとみられます。 飲み物を受け取った人 「いつも車に水分とか載せてないのでどうしようかなと思っていたんですけど、そしたら『飲み物持ってきましたか?』『いや全然』と言ったら、『販売機からみんなに配ろうと思うので』と。それで配っていかれたので『ありがとうございます』と。とてもうれしかったです、何も持ってないので」 そこで24日のポイントはこちらです。 ◇自販機破壊 何があった? ◇災害支援型自販機とは?
■メーカーは刑事告訴せず
まずは今回、何が起きたのかみていきます。 破壊されたのは、高校に設置された北陸コカ・コーラボトリング、雪印メグミルク、明治の3台の自販機です。雪印メグミルクと明治は現在、調査中としていて、北陸コカ・コーラは18日に被害届を提出しました。 北陸コカ・コーラによると、自販機の中にあったお金は警察に預けられていたそうです。22日になって、「自分が壊した」という電話が女性からあったといいます。数人で自販機を壊したということで反省し、「弁済する」と話したそうです。 しかし、北陸コカ・コーラは、平時とは違う状況で反省もしているということから、弁済を求めず刑事告訴もしないとしています。その上で、「地震が起きている中、けがにもつながりかねない。こういったことは今後やめてほしい」とコメントしました。