【ソフトバンク】山川穂高ら主軸2月1日キャンプイン“免除”…小久保裕紀監督「第4クールからでいい」
ソフトバンクの小久保裕紀監督が19日、来春の宮崎キャンプでベテラン中心の「S組」を新設し、該当選手は2月1日にキャンプインしなくてもよい特権を与えることを明言した。福岡・飯塚市内で球団納会ゴルフに出席した指揮官は「1日に宮崎にいなくていい。どうするかは本人(次第)。第4クールからでいい」。昨年の例なら第4クールは2月16日。その日に合流できれば、それまでは宮崎以外の場所で独自調整をしても構わないというスタンスを示した。従来は1軍相当の「A組」、2軍相当の「B組」、福岡・筑後市でトレーニングする3、4軍、リハビリ組の「C組」に分かれていた。 該当選手は、野手は柳田、中村晃、今宮、山川、近藤の5人。投手もモイネロ、オスナ、ヘルナンデスの(スチュワートを除く)外国人と、エース・有原、9月に右肩痛を発症した松本裕の5人。常々「ホンマはベテランにキャンプは不要」と持論を述べる指揮官は、実績ある選手の自主性を尊重する方針だ。 それでも2月1日のキャンプインを希望する「S組」選手もいる。ゴルフコンペに参加した柳田悠岐外野手は「打撃投手の方の球を打ちたい。マシンだけってなると難しい」と他のナインと足並みをそろえるつもり。中村晃外野手、今宮健太内野手も同調した。 山川穂高内野手も「任せてもらえるのはありがたい。でも責任は強まりますよね」と指揮官の配慮に感謝しつつ、調整失敗が許されない4番の重責も吐露した。そして2月1日当日は「福岡なのか(宮崎なのか)。沖縄は他球団がキャンプで来るから…」と熟考する構え。納会ゴルフに出席しなかった近藤とともに、宮崎以外で“ひとりキャンプイン”する可能性も浮上した。
報知新聞社