「クリスマス」を彩る贈り花。センスの良い、最新のスタイルはこれ!
花で作るツリースタイルのアレンジは、どんな場所にも置きやすく、クリスマスツリーの代わりにもなります。切り株風の器に水を含ませたフローラルフォームを縦にセットし、ツリーの形にカットして花を挿していきます。赤バラは‘ブリランテ’、‘フリューレット’、‘レッドミラー’の3種。緑はコニファーの‘ブルーアイス’と‘ブルーバード’、サツマスギ。白いコットンツリーとナンキンハゼをアクセントに加えました。
クリスマスに華やぎをもたらす贈り花
バラの‘ブリランテ’と‘フリューレット’、スカビオサ‘フエゴベルデ’にビバーナム・ティヌスの青黒い実を加えたブーケです。コニファー‘ブルーアイス’、サツマスギ、ユーカリなどグリーンをたっぷり加え、ナチュラルな雰囲気が感じられるように束ねました。クリニックの待合室を飾る花を定期的に依頼されていて、この時期はクリスマスの雰囲気を感じさせつつ、気持ちが落ち着くように青黒い実を加えて大人っぽく仕上げています。
ご贈答、またご自宅用にクリスマスリースのオーダーも多くいただきます。コニファーの‘ブルーアイス’と‘ブルーバード’、サツマスギなどをベースに、サンキライの赤い実や松ぼっくりなど自然素材のオーナメントを使ったリースをよく制作します。作りたてはコニファーのフレッシュな香りが楽しめ、そのままドライになるので長く飾れるのが魅力です。木のつるで編んだリースベースを利用しています。
こちらはサンキライとレッドペッパーベリーを木のつるで編んだリースベースにすき間なく接着したリースで、私の店ではとても人気があります。ピストル型のホットボンド「グルーガン」で小さな実を一つずつ接着していく作業は時間がかかるので、11月中旬からすでに取りかかり、夜な夜な根気よく作業を続けています。
クリスマスの壁飾りにおすすめなのが、花材をシンプルに束ねたスワッグです。モミ、コニファー‘ブルーアイス’、サツマスギをベースに、赤く染めたペッパーベリーや白いナンキンハゼを加え、オーストラリアなどのネイチャープランツの、バンクシャの花と葉をドライにしたもの、キングプロテアの大きな葉、テールリードの穂を加えてボリューム感を出しました。そのままドライになり長く楽しめます。
お世話になった方々へのクリスマスの贈り花のオーダーをいだたき、切り株風の器を利用してお揃いで制作しました。コニファーをベースにし、赤花と白花を挿したシンプルな色合わせでクリスマスの雰囲気を伝えます。赤はバラ‘レッドジュエル’とラナンキュラス‘茜てまり’。白はスカビオサ‘テラ307’とコットンツリーを利用しています。
編集協力/高梨さゆみ