ダイソー「充電式COBライト」はアウトドアで大活躍（撮影：木村　康子）

　キャンプの照明選びに悩む初心者には、まずDAISO（以下ダイソー）の充電式COB（シーオービー）ライトをおすすめしたい。330円という安さでありながら、キャンプで必要とする基本的な機能を備えている。 ■【画像】ひとつでも驚きの明るさ! ダイソーCOBライト、キャンプで点灯してみた 　キャンプ用の照明は種類や価格帯が非常に幅広く、どれを選べばいいか迷ってしまうことが多い。しかし、最初に選ぶライトとしてはコスパに優れたダイソー「充電式COBライト」を試し、そこからステップアップしていくのが賢明だ。 　本記事では、ダイソー「充電式COBライト」の特徴と使用時の注意点を紹介する。

■ダイソー「充電式 COBライト」の特長と魅力

　COBライトは「Chip On Board」の略で、LEDチップを基板に直接配置したタイプのライトである。広い発光面と明るさが特徴で、近距離の照明や周囲を均一に照らす場面に最適だ。特にテント内での使用や夜間の行動に使用する懐中電灯としても非常に便利で、キャンプには欠かせないアイテムであると同時に、夜釣りや災害時にもあると便利だ

■コンパクトで使い勝手抜群

　ダイソー「充電式COBライト」は、コンパクトながら一台で十分な明るさを持つ。複数台設置すれば、メインランタンにも匹敵する明るさを確保できる。サイズは手のひらに収まるほどで、持ち運びや収納にも困らない。 　ただでさえ荷物が多くなりがちなキャンプだからこそ、小型で使い勝手の良いライトは重宝する。 　また、三脚に装着できるねじ穴とカラビナが付いているため、吊るすのはもちろん、ロープや小枝に掛けたり、ベルトやバッグに取り付けることで防犯対策にも役立つ。シーンに合わせて使い方を変えられる使い勝手の良さも魅力だ。

■状況や機能に合わせた使い方が必要

　しかしいくつかのデメリットもある。まず、充電に約12時間を要する点と、充電後の使用時間が最も明るいモードで1時間、次に明るいモードでは1.5時間となっている点だ。テント内で長時間使用する場合は、充電済みの複数台をうまく使いこなす必要がある。 　また、懐中電灯として使用する際は遠くではなく、足元を照らして使うのが効果的。さらに防水性能がIPX3なので、軽い雨程度なら問題ないが、激しい雨や長時間降り続く雨といった悪天候下での使用は避けた方がよいだろう。