大阪府の松井知事 今年の感想「さすが酉年でバタバタ」
大阪府の松井知事 今年の感想「さすが酉年でバタバタ」2017年12月27日 THEPAGE大阪
大阪府の松井一郎知事は27日午後、大阪府庁で定例会見を行った。松井知事は報道陣からの「この1年の感想は?」との問いに「大阪のいろんな成長のための様々な取り組みが動き出した」「来年11月のBIE(博覧会国際事務局)総会に向け、万博誘致を勝ち取っていきたい」と述べた。
なんとしても万博を勝ち取っていきたい
松井知事は今年1年を振り返り「いろいろとさすが、酉年でバタバタしたなぁという感じですね」と述べた。そして「大阪健康安全基盤研究所(大阪府立公衆衛生研究所と大阪市立環境科学研究所が今年4月に統合)や大阪産業技術研究所(大阪府立産業技術総合研究所と大阪市立工業研究所が今年4月に統合した)とか、府市一体で機能強化をできました。府市一体の取り組みを民間の皆さんに活用頂いて、大阪は一歩一歩成長を実現していきたい」と述べた。 万博誘致については「3年前に旗をふり始めたころから比べると認知度も上がって支持も少しずつ伸びてきているのかなと。なんとしてでもBIE総会に向けて万博を勝ち取っていきたい」と力強く述べた。
G20決まれば「万博に向けてのひとつのはずみに」
このほか、報道陣から2019年に日本で開かれる20か国・地域(G20)首脳会議の開催場所について大阪市が有力などとする報道が相次いでいることについて質問があった。 松井知事は「まだこれは政府が決定するわけですけど、我々は大阪が適地だということで、これまで大阪が持つポテンシャルは国の方に、政府に、より具体的に提示はしてきました。しかしながらまだ政府からまだ正式な返事があったわけではありません」と話した。 また「大阪の知名度の向上、万博に向けてのひとつのはずみになる」とし「BIE加盟国からみて日本は東京だけじゃない、安全安心でホスピテリティあふれる都市があると。だからこそG20という国際会議を開ける、開催できる都市というのは、BIE加盟国の皆さんの万博場所決定の判断材料に寄与すると思ってますんで、なんとか決定させたい」と話していた。