「うわ~なつかしい~」「よく走ってたよね」広告戦略が秀逸!軽三輪ブームの立役者[懐かし名車旧車]
25年ぶりに復活した”ミゼット”
オート三輪のミゼットが生産終了したのが1971年。それから25年後の1996年、“軽より小さい1人乗り軽”としてミゼットIIがデビューした。全長2865mm、全幅1295mmというサイズは軽自動車枠より1回り小さく、当時の国産車最小。サイクルフェンダーや丸型ヘッドライトを採用したスタイルは愛嬌満点で、小回りのきくミニマム・トランスポーターとして強烈な個性を放っていた。ただし、初代モデルとは異なりタイヤは4つ、660ccの3気筒エンジンと4速MTを組み合わせている。当初は1人乗りモデルのみをラインナップし3グレード展開、車両本体価格は46万9000~59万9000円だった。もちろんすべて4ナンバーの商用車扱い。 【ダイハツ ミゼットII R(1996年式)】●全長×全幅×全高:2865mm×1295mm×1650mm ●ホイールベース:1840mm ●トレッド(前/後):1135mm/1100mm ●車両重量:570kg ●乗車定員:1名 ●エンジン(EF型):直列3気筒SOHC659cc ●最高出力:31ps/4900rpm ●最大トルク:5.1kg-m/3200rpm ●タイヤ(前/後):145/95R10 ◎新車当時価格:59万9000円
────────── ●文:横田晃(月刊自家用車編集部) ※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。
月刊自家用車編集部