多様性の尊重と合意形成をどう実現?「社会の分断」に打つ手はあるのか 自民党総裁選で9人の候補者が議論
■茂木氏「交渉はお互い6:4で勝ったと思える状態を」
茂木敏充幹事長は、「考え方の違いを理解した上で、『一致する部分』を探る」ことの重要性を語る。「関心の高さも違う。賛否の中でも『譲れない』『考えても良い』がある。交渉はお互い6:4で勝ったと思えるとまとまる。一人勝ちでは合意できない」。 物事は「9:1ではまとまらない」という。「米トランプ政権の貿易交渉では、コメの市場開放を必ず求められる。『日本はコメだけはやりたくないから、他で譲歩してくれるだろう』という思惑があるからだが、『コメを開放しても、喜ぶのは民主党支持のカリフォルニア州でしょ。共和党のトランプは怒るのでは?』と話すと、話題が変わる。相手の関心をつかむことが重要だ」。 (『ABEMA Prime』より)