ミニストップ 神田に新旗艦店をオープン
イオン傘下のコンビニエンスストア「ミニストップ」は20日、ファストフードと食品スーパーの機能を兼ねた「ニューコンボストア」の第1号店として「ミニストップ神田錦町1丁目店」をオープンした。
ミニストップは「ファストフード」と「コンビニエンス」を融合した「コンボストア」として展開してきたが、生活者ニーズの多様化などに対応するために昨年から「ニューコンボストアモデル」の検討をはじめ、そのフラッグシップ店として新店舗を構築。野菜や肉などの生鮮品に加え、価格が手ごろなイオンのプライベートブランドである「トップバリュ」の商品を充実させた。既存店舗より約4割広く、商品数を約3,500とこれまでより2割増やし、まさに都市部のちょっとしたスーパーに近い。
店内調理のファストフードも刷新し、毎日食べても飽きないおいしさのホットドックや、野菜が摂れるトルティーヤ、サンドイッチ、コールドデザートも注文してから店頭で作って提供。シェイクの回数により、食感が変わる楽しさもある、新感覚のフルーツシェイク「シェイクソフト」も。イオンの調達網を活用して、肉や野菜といった生鮮品を充実させたほか、冷凍食品などもこれまでの3倍に拡充。また、セルフレジやモバイルオーダーを導入するとともにオンライン連動を強化。ミニストップアプリから、オンラインで注文した商品の店頭受け取りも可能となる。ランチ需要だけでなく食卓向け需要も増やし、店舗売り上げの底上げを狙う。
ミニストップの平松恭輔執行役員戦略本部長は、「スーパーとコンビニエンスが組み合わさったところがユニークな業態。お客様においしさと便利さを提供していきたい」と述べ、「フラッグシップ店舗と同じ店舗面積80坪程度の物件があれば新店でもこういった店を出していきたい」との考えを明らかにした。