東京都心周辺でゲリラ豪雨 雷も多数観測 帰宅時間にかけ停電など注意
関東では大気の状態が非常に不安定になっていて、東京都心周辺でも局地的に雨雲が急発達しています。雷も多数観測されていて、帰宅時間にゲリラ豪雨となる可能性があります。こまめに雨雲レーダーを確認するようにしてください。
東京都心周辺で雨雲発達中
今日19日は暖かく湿った空気などの影響で、関東で大気の状態が非常に不安定になっています。東京都内では午後2時過ぎから多摩地方で雨雲が湧き始めて急発達しています。雷も多く観測されており、午後4時現在、東京地方に竜巻注意情報が発表中です。 豊島区東池袋のサンシャイン60からも多摩方面にはっきりとした雨柱が確認できます。今夜にかけていつどこで激しい雨や雷雨になってもおかしくない状況です。
帰宅時間にゲリラ豪雨の恐れ
この後、今夜にかけても関東では特に大気の状態が不安定で、発雷確率も高くなっています。都心周辺でも帰宅時間に活発な雨雲がかかり、ゲリラ豪雨となる恐れがあります。突然の大雨による道路の冠水や落雷による停電、竜巻などに激しい突風などに十分な注意が必要です。 雨雲レーダーをこまめに確認し、いまどこに発達した積乱雲があるかを把握して、急な大雨の被害に合わないように十分お気をつけください。
暑い時期の停電 備えておくべきことは?
大気の状態が不安定になると大雨や落雷により停電が発生する可能性があります。 停電が発生すると、エアコンや扇風機が使えなくなり、室内の気温や湿度が急上昇して、熱中症のリスクが高まります。事前に、冷やしたペットボトル入りの水や麦茶、スポーツ飲料、冷却グッズ(ネッククーラーや保冷剤など)を用意しておくとよいでしょう。クーラーボックスやうちわ、携帯型扇風機もあると役立ちます。衣服は通気性の良い素材や、速乾性に優れた素材のものを選びましょう。 停電になった際は、薄着になってこまめに水分を摂取しつつ、保冷剤や氷、水でぬらしたタオルなどで体を冷やして、体温の上昇を抑え、熱中症を防いでください。
日本気象協会 本社 日直主任