伊那市地域創造課移住定住係の職員

　移住スカウトサービス「SMOUT（スマウト）」が10月23日に発表した市区町村人気ランキングで、伊那市が3年連続首位を獲得した。（伊那経済新聞） 【写真】伊那市地域創造課移住定住係の職員 　「SMOUT（スマウト）移住アワード 2024年上半期 市区町村人気ランキング」では、同社がウェブサイト内で発信する情報を基に、上位30地域を「SMOUT移住アワード2024 上半期」として発表。伊那市は2137ポイントと、2位の山口県萩市（760ポイント）に大差を付けた。 　情報を発信しているのは主に地方自治体だが、近年では民間企業や移住者が加わるなど新たな傾向も見られる。伊那市地域創造課の田中久さんは「ワーキングホリデーなどの体験企画を中心に発信している。スマウトを介しての問い合わせや相談が増えているほか、スマウトをきっかけに移住してきた人がプロジェクトを組み発信したコンテンツ『古民家で田舎暮らし体験！一緒に竹炭をつくりませんか』は多くの関心を集めたようだ。伊那の情報に期待する固定のユーザーがついているのも強み」と振り返る。 　今後については、「移住のニーズも年々変わってきている。伊那は若い世代が中心。移住は人生の大きな選択になるので、まずは『体験』で伊那に来てもらえたら」と呼びかける。