Ｂ１三遠が現在試合で使用している豊橋市総合体育館（Googleストリートビューから）

　バスケットボールBリーグ1部（B1）強豪の三遠が目指す新アリーナ建設が絶望的になったことを受けて、浜松への移転待望論が沸騰している。 　三遠は2026年からスタートする最上位カテゴリー「Bリーグ・プレミア」へ参入するために多目的屋内施設（新アリーナ）の建設計画を進めていたが、本拠を置く愛知県豊橋市の市長選が10日に行われ、新アリーナ建設の反対を公約に掲げた長坂尚登市長が当選。18日に初登庁して会見した長坂市長は、新アリーナについて契約解除に向けた手続きに入るよう指示したことを表明した。 　民意を受けて豊橋市のトップが中止を指示したことで、新アリーナ建設は絶望的に。そうした状況を受けて、ファンからは三遠のもう一つのホームタウンである静岡県浜松市への移転を求める声が急激に高まっている。 　ネット上では「三遠ネオフェニックス、根ざしてきた豊橋を離れるのは心苦しいかもしれんが、拠点を浜松に移すのが最善かもしれんぞ」「浜松移転が一番の解決策だと思っています」「Bリーグがこれだけ盛り上がって、三遠ネオフェニがこれだけ頑張ってるのにアリーナ作りに反対している豊橋市とかいうバカな街があるらしい。浜松市はこのチャンスを絶対逃すなよ」と浜松への本拠地移転を熱望する意見が続出している。 　強豪の三遠をめぐる騒動は、バスケ界内外で議論を呼びそうだ。